前田健太、来季の完全復活に向け“新ボディ構想” ダルの助言で体重90キロに増加

U18W杯を視察したツインズ・前田健太【写真:川村虎大】
U18W杯を視察したツインズ・前田健太【写真:川村虎大】

ライブBPで最速は約145キロ「ある程度スピードも戻ってきた」

 昨年9月に右肘の内側側副靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けたツインズの前田健太投手が17日(日本時間18日)、米フロリダ州で取材に応じ、リハビリ期間中に90キロまで体重を増やしたことを明かした。現在は、同州のキャンプ施設で練習中。この日も、ライブBPで20球程度投じ、来春のキャンプは「通常通り過ごせると思う」と話した。

 前田は練習後に高校日本代表「侍ジャパン」が出場している「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」を視察。昨年9月に手術を行い、約1年で体も一回り大きくなったようで「(体重を)増やしたいとは思っていたが、シーズン中はなかなか増やせなかったので。せっかくだからこの機会に大きくしよう」と、体重増の意図を明かした。

 レンジャーズ時代の2015年3月にトミー・ジョン手術を受け、リハビリ期間に体重を増やしたパドレスのダルビッシュ有投手から、食事やウエートトレーニングの助言をもらったという。公表では84キロだったが、90キロまで増量し「自分が90キロに行くなんて思っていなかった。ある程度ウエート、食事もしっかりしながらやっていった」と振り返った。

 この日は、同州で練習を行いブルペンで約30球、ライブBPで約20球の計50球程度を投じた。直球の最速は90マイル(約144.8キロ)をマークし「ある程度スピードも戻ってきた。出来れば、手術する前よりも速くなりたい」と話した。今シーズンは復帰をしないことも明かし「通常通りのスプリングトレーニングが過ごせると思う」と見通しを口にした。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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