もはや無視できぬ…大谷翔平の“サイ・ヤング賞”待望論 地元紙絶賛「主張を強めた」

マリナーズ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
マリナーズ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

7回無失点で13勝目、抜群の安定感を発揮

■エンゼルス 2ー1 マリナーズ(日本時間18日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地でのマリナーズ戦に先発し、7回8奪三振3安打無失点で今季13勝目を挙げた。熾烈を極めるヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手とのMVP争いに比べ、これまでサイ・ヤング賞については本命視されてこなかったが、地元紙の「オレンジカウンティ・レジスター」は「主張を強めた」と注目した。

 シーズン終盤にかけ、二刀流の快投が続く。同紙はここ4登板でわずか2失点しかしていない抜群の安定感を特筆。防御率2.43でリーグ5位まで上昇した。白星の数は同5位タイで、196奪三振は同3位につけている。成績面だけでも、先発投手として最高の栄誉を争う候補のひとりになってもおかしくない状況になってきた。

 同紙は「サイ・ヤング賞に関しては少なくとも4人のチャレンジャーがいる」と指摘。リーグトップの17勝、防御率1.78をマークしているアストロズのジャスティン・バーランダーをはじめ、防御率2.13を誇るレイズのシェーン・マクラナハン、14勝&防御率2.16を記録しているホワイトソックスのディラン・シーズの名前を挙げる。

 先発投手が規定投球回に達せずに受賞したケースは一度もないだけに、大谷はあと14回が必要。ただシーズン終了まで3度の登板が予定されており、同紙も「それは可能だ」と期待する。残されたマウンドでの躍動次第では、さらに議論が盛り上がってくる可能性もある。

(Full-Count編集部)

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