大谷翔平の二刀流は「ショーのため」 米記者がジャッジをMVPに推す“勝利の価値”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ジョン・ヘイマン記者は「ジャッジの年は史上最高の1つ」と絶賛

 エンゼルスの大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手による白熱のア・リーグMVP争い。双方それぞれを推す声があり、MVPレースの予想、展望がさまざまな米メディアで連日、取り上げられている。

 そんな中でヤンキースの本拠地ニューヨークの地元メディア「ニューヨーク・ポスト」でもコラムを執筆するMLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は、ここまで59本塁打を放ったジャッジをMVPに推し、大谷を推す声に対して“西海岸びいき”があると、指摘した。

 ヘイマン記者は「ニューヨーク・ポスト」の記事で「ジャッジの年は史上最高の1つだ」と絶賛。長年、MLBを取材し続けるヘイマン記者は「私は(現ヤンキース監督のアーロン・ブーンの父)ボブ・ブーンを選手として追いかけていたほど、長くこのスポーツを取材しているが、こんなもの(今年のジャッジのような活躍)は決して見たことがない」とまで言い切っている。

 確かにジャッジはここまで59本塁打を放ち、ヤンキースも一時よりは失速したものの、依然、ア・リーグ東地区首位を走っている。ジャッジは地区優勝へとひた走るヤンキースを牽引しており、ヘイマン記者も「ジャッジはロジャー・マリスのようなシーズンを、彼よりも4分ほど高い打率で送っており、しかもマリスと違って後ろにミッキー・マントルはいない」と指摘。1961年に打率.269、61本塁打141打点を残した歴史的大打者と比較し、その活躍ぶりを評価している。

ヤンキースは地区優勝にひた走っており「ジャッジは価値のあるホームランを打っている」

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