エ軍、8年連続でPO進出ならず 早すぎる終戦も監督代行前向き「恥じることは何もない」

エンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:ロイター】
エンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:ロイター】

大谷は4打数2安打で7試合ぶりマルチを記録

■マリナーズ 9ー1 エンゼルス(日本時間20日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・マリナーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場した。6回に左翼線二塁打を放ち、8回の中前打で7試合ぶりマルチ安打をマーク。4打数2安打1得点で打率.268。チームは1-9で大敗し、ポストシーズン進出の可能性が完全に消滅した。

 今季147試合目。エンゼルスは8年連続でプレーオフ進出を逃した。マリナーズ・ギルバートに6回11奪三振4安打1失点に抑えられて13勝目を献上。ネビン監督代行はお手上げだった。「ギルバートはグッドだった。高めに強い球を投げることができていたし、ショウヘイが最近やったようにツーシームも加えていた。球界でも優れた投手の1人だが、良くなり続けている」。

 マリナーズ・サービス監督は初回、大谷に12球を粘られた後にスライダーで空振り三振を奪った右腕を称賛。「10、12球粘れて打ち取ることは簡単ではない。球数を心配していたけど、過去6、7登板素晴らしい活躍を続けている。彼は戦う男だ」と賛辞の言葉を並べた。

 マリナーズはワイルドカード圏内にいる。エンゼルスは4連戦で3勝。ネビン監督代行は前向きに捉えているようだ。「最近はいい野球ができている。恥じることは何もない。マリナーズはいいチーム。戦えて光栄だよ」。残り15試合。来季への希望を見出したい。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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