裏切られた打者は「アキレス腱切りそう」 無気力ボール直後の“絶望”が「卑劣」

ブルージェイズ戦に登板したギャレット・スタッブス【写真:Getty Images】
ブルージェイズ戦に登板したギャレット・スタッブス【写真:Getty Images】

野手登板したスタッブスが球速差75キロの緩急で三振を奪う

■ブルージェイズ 18-11 フィリーズ(日本時間21日・フィラデルフィア)

 とんでもない緩急で打者を腰砕けにさせた投球術が、話題を呼んでいる。画面から消える“魔球”とズバッと決まった速球との球速差はなんと約75キロ。完全に体勢を崩された打者の様子に、ファンからは「アキレス腱を切りそうになっている」「これは卑劣」「とにかく驚異的」と驚きの声が集まっている。

 20日(日本時間21日)にフィラデルフィアで行われたフィリーズ-ブルージェイズ戦は乱打戦に。10-18と大量リードを許したフィリーズは、9回1死の場面で捕手のギャレット・スタッブスをマウンドに送った。ライメル・タピアをゴロに仕留めて、2死として迎えたダニー・ジャンセンの打席。3球目に投じた36.9マイル(約59.4キロ)の超遅球は一瞬画面から消える超山なりボールに。打者は待ちきれずにファウルでカウント1-2とすると、次の4球目では83.8マイル(約134.9キロ)を低めに決め、空振り三振を奪った。

 この驚異の緩急を「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が自身のツイッターに「これは卑劣だ」として紹介。2つの球を重ねたオーバーレイ動画には「えげつない奴だ」「全くもって美しい」といったコメントが寄せられた。中には、NPBで“超遅球”で話題を集めた多田野数人投手を思い出すコメントもあった。

【実際の映像】腰砕けの打者が「アキレス腱切りそうに」 画面から消える超遅球が「これは卑劣」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY