ジャッジ61号の“歴史的瞬間”はアップル独占放送? 機械音痴のファンには苦行…

ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】

24日のレッドソックス戦は今季開始の「Apple TV+」独占中継

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は現在60本塁打を放ち、1961年にロジャー・マリスが記録した球団記録、ア・リーグ記録となる61本を目前にしている。ただ記録のかかる23日(日本時間24日)のレッドソックス戦は、アップルが提供する動画配信サービス「Apple TV+」だけでしか視聴できない可能性が高い。ヤンキースは傘下の放送局「YES」でも放送できるよう交渉中だという。

 米メディア「ヤフースポーツ」が報じている。MLBは今年に入って、収益を上げるために試合を「Apple TV+」をはじめとする複数のデジタル媒体で放送する方針を立てた。ジャッジの記録で注目が集まるこの試合も、独占中継の試合に当たってしまった。

 現在無料の中継とはいえ、記事は「毎月高額な視聴料を払っているヤンキースファンにとっては、ジャッジのホームラン記録を観るためだけに、さらなる労力をかけないといけないのにいら立つのは間違いない」「状況が変わらなければ、機械に慣れていないファンがMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏を批判することは必至」とファンの批判が今後高まる可能性を指摘している。

 記事は「ニューヨーク・ポスト」紙のアンドリュー・マーチャンド氏の報道を引用し、ヤンキースは球団が保有している「YES Network Friday」でも試合を放送できるようにMLBと「Apple TV+」に交渉中だと伝えている。ただ今のところ両者は交渉を拒否している模様だ。

(Full-Count編集部)

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