大谷翔平が粘投14勝目 史上初のW規定まで9回、6回途中7奪三振2失点で自身4連勝
日本投手4人目のシーズン200Kを達成、打撃ではダメ押し打
■エンゼルス 4ー2 ツインズ(日本時間24日・ミネソタ)
エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ツインズ戦で6回途中7奪三振3安打2失点に抑え、14勝目を挙げた。4回には日本投手4人目のシーズン200奪三振に到達。打っては7回に中前適時打を放ち、4打数1安打1打点で打率.271となった。チームは4-2で競り勝った。
気温13度。序盤は雨が降りしきる中での投球となった。初回、3者連続四死球で1死満塁のピンチを招いたが、「4-6-5」の珍しいゲッツーで最少失点の1点で切り抜けた。2回は1死から走者を出したものの無失点に。3回は3者凡退に抑えた。
4回1死ではサンチェスから見逃し三振を奪い、200奪三振に到達した。日本投手では野茂英雄(4度)、松坂大輔(1度)、ダルビッシュ有(4度)に次いで4人目。球団では2010年ジャレット・ウィーバー以来12年ぶり11人目だ。「30本塁打&200奪三振」は両リーグ史上初の快挙となった。
4回無死一塁から5者連続三振。5回2死から初安打を許したものの、後続を打ち取った。6回無死一、二塁からケーブの中前適時打で1点を返され、無死満塁のピンチを広げたところで降板。このピンチを救援ループが無失点で切り抜けた。5回0/3で100球(ストライク53球)を投げ、3安打2失点。今季ワースト7四死球と荒れたものの、7三振を奪った。防御率2.47。
打撃では1点リードの7回2死一、二塁で中前適時打を放った。9試合連続安打に伸ばし、シーズン90打点に到達。何度もガッツポーズを作った。これがダメ押し打となった。
メジャー初の規定投球回到達まで、あと9回に迫った。今季の残り登板は29日(同30日)の本拠地・アスレチックス戦、10月5日(同6日)の敵地・アスレチックス戦が予定されている。
(Full-Count編集部)