大谷翔平「本当に今年で終わるのかな」 引退プホルスの通算700号に心境を吐露

試合後に取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:小谷真弥】
試合後に取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:小谷真弥】

プホルスとは2018年から昨季途中まで同僚だった「光栄なこと」

 エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ツインズ戦で6回途中7奪三振3安打2失点に抑え、14勝目を挙げた。4回には日本投手4人目のシーズン200奪三振に到達。打っては7回にダメ押しの中前適時打を放った。試合後は元同僚でカージナルスのアルバート・プホルス内野手が史上4人目の通算700号を達成したことについても言及した。

 偉大すぎる元チームメートの大記録。大谷は自らの14勝目よりも先輩スラッガーの偉業を喜んだ。

「本人がどういうふうに思っているか分からないですけど、やっぱり全然違うというか、700行くか行かないかは。もちろん、そこまで打っていることはすごいですけど、大きなことだなと思うので。一緒に少しでもプレーできたことは光栄なことですし、本当に今年で終わるのかなというぐらいの打撃をしているので。少しの間でしたけど、プレーできたことは光栄なことだと思います」

 プホルスとはメジャー1年目の2018年から昨年5月上旬まで共にプレーした。2018年の開幕前に右足を上げない打撃フォームに変更。思い切った打撃改造の裏には、プホルスの存在があったという。

「ヒールダウンをやろうかなと思ったのも、プホルス選手を見て決めたので。そういう意味でもすごく影響を受けていますし、練習の仕方もそうですけど、あそこまで長くやるのは何か秘密があると思うので。それを身近で見られたのはすごくいい経験というか、光栄なことだったなと思います」

 昨季はリーグ3位の46本塁打を放ち、今季も34本塁打とパンチ力を発揮している。二刀流にとって42歳スラッガーの存在は大きい。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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