人類最速左腕チャップマンに“戦力外”の危機 NY紙伝える「ヤンキースが熟考」

ヤンキースのアロルディス・チャップマン【写真:Getty Images】
ヤンキースのアロルディス・チャップマン【写真:Getty Images】

NYポスト紙が伝える、今季は3勝3敗9セーブ、防御率4.36

 人類最速左腕として知られるヤンキースのアロルディス・チャップマン投手に、事実上の“戦力外”の可能性が浮上している。ニューヨーク・ポスト紙によると、球団は40人のロースター枠から外すDFAの措置を「熟考している」。今季終了後にFAとなるが「再契約のプランはない」とも触れている。

 24日(日本時間25日)時点でチャップマンは今季39試合に登板し、3勝3敗9セーブ、防御率4.36。同紙は、プレーオフに向かうヤンキースの“ブルペンの問題”と取り上げた上で「問題は、終わりが近づくシーズン残りで、チャップマンの投球フォームと自信の面で改善させられるとチームが考えているかどうか」とみる。プレーオフでのロースター入りについても「彼のことを十分に信頼しているかどうか」と疑問を挟む。

 名門の守護神に君臨してきた169キロ左腕も34歳を迎え、陰りが見えているのも確か。米メディア「CBSスポーツ」も、同紙の報道を引用して特集。持ち前の球速は昨季より1マイル以上落ち、負傷者リスト入りも複数回という現実を直視し「今季は苦戦している」と述べる。

 セーブを挙げたのは5月17日(同18日)のオリオールズ戦が最後で、「今季はキャリアで初めて、試合の重要度が低い場面で起用される機会が、重要度の高い場面よりも多いペースとなっている」とも紹介。ヤンキースはどんな決断をするのか注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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