ランニングHRの西武19歳、城島超えた鷹の大砲候補…来季ブレーク期待の2軍選手は？

西武・仲三河優太がイースタンLでランニング本塁打

「パーソル パ・リーグTV」では、　9月21日～25日の間にイースタン・リーグ8試合、ウエスタン・リーグ3試合を配信。「ウィークリーファーム」と題し、注目シーンをピックアップした。

　楽天は24日、西武に2-1で勝ち、2年ぶり3度目のイースタン・リーグ優勝を決めた。ファームで好投を続けてきた先発・松井友飛投手は、序盤の3回をパーフェクト。6回に1点を失ったが、黒川史陽内野手の犠飛、マーキ内野手の適時打で挙げた2点を救援陣も守り切った。マウンドには歓喜の輪がつくられ、三木肇2軍監督が8度宙に舞った。

　25日は、西武の19歳・仲三河優太外野手がランニング本塁打をマークした。2点を追う2回先頭、楽天・小峯新陸投手の初球をスイング。打球は、スライディングキャッチを試みた左翼手・マルモレホス外野手の横を抜け、ボールが転々とする間に大激走で本塁を陥れた。

　ロッテでは、菅野剛士外野手が打撃好調。22日の楽天戦で、サヨナラ2ランを含む3打席連続本塁打を放ち、チームの連敗ストップに貢献すると、翌23日の巨人戦ではマルチ安打と気を吐いた。ファームでの打率を3割目前の.299まで上げている。

　ソフトバンク・リチャード内野手は24日の広島戦で26号。2点ビハインドで迎えた8回、相手投手の直球を完璧に捉え、反撃の一発をレフトへ運んだ。この本塁打で、城島健司氏が持つウエスタン・リーグのシーズン最多記録（1996年・25本塁打）を26年ぶりに更新。さらに、25日の試合でも2本のアーチを描き、その数を「28」に伸ばしている。

　また24日は、松田宣浩内野手にも今季公式戦初本塁打となる逆転2ランが生まれた。試合後には「若鷹スピーチ」に登場した松田。「若鷹スピーチ初めての17年目、39歳になりました松田です！」と切り出し、リチャード選手の快挙を称賛した。