村上宗隆、急ブレーキの原因は? 10戦44打席ノーアーチ…専門家が危惧する“踵体重”

第4打席で空振り三振に倒れたヤクルト・村上宗隆【写真:小林靖】
第4打席で空振り三振に倒れたヤクルト・村上宗隆【写真:小林靖】

13日の巨人戦で55号を放ってから10試合で33打数3安打、打率.090、0本塁打

■阪神 4ー1 ヤクルト(27日・神宮)

 リーグ連覇を果たしたヤクルトは、27日に神宮で行われた阪神戦に1-4で敗れた。村上宗隆内野手は3打数無安打に終わり、10戦連続ノーアーチとなった。日本人最多56号に王手をかけ急ブレーキとなっている主砲を、現役時代にヤクルト、日本ハムなど4球団で捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏は「ここが正念場」と復調のポイントを挙げた。

 待望の一発はいつ生まれるのか。この日、村上は初回の第1打席で四球、3回の第2打席は二ゴロ、6回の第3打席、8回の第4打席では空振り三振に倒れた。これで13日の巨人戦(神宮)で55号を放ってから10試合で33打数3安打の打率.090、0本塁打と快音は止まっている。

 ここまで、打率.320、55本塁打、132打点とリーグトップを維持し史上最年少の3冠王にも期待がかかるが、中日・大島が打率.319に上げ1厘差に急接近。シーズン残り5試合で正念場を迎えている。

 44打席ノーアーチの主砲を野口氏は「今は打席の中で頭と体が合っていないように見えます。頭はアウトコースに踏み込んでいく。ですが、重心が踵にかかっている」と分析する。

気になる“踵重心”「外からくる球はとんでもなく遠く見えているはず」

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