ボンズやマグワイアは“偽物” ジャッジに並ばれたマリスの息子が持論「本当のHR王」

ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

1961年にア・リーグ記録の61本塁打を放ったマリスの息子が持論

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が28日(日本時間29日)、敵地でのブルージェイズ戦で、8試合ぶりの61号2ランを放った。1961年にロジャー・マリスが打ち立てたリーグ記録に並ぶ歴史的な一発。スタンドで見届けたマリス氏の息子は記録更新を期待し「ア・リーグでその数を記録した男としてだけでなく、本当の年間本塁打王(記録)として崇拝されるべき」と述べた。

 誇らしい“父超え”を願う。ヤンキースの地元放送局「YESネットワーク」によると、マリスJr.氏は「私だけではなく、多くの人にとって重要なことだと思う。彼は(薬物疑惑とは無縁で)クリーンだし、正しいやりかたでプレーしている」と強調。62号を待ち望んでいるようで「その瞬間を見る機会を、人々に与えていると思う。それは現実に起きるべきだ」と語った。

 メジャーのシーズン本塁打ランキングは、バリー・ボンズ(2001年)が73本で歴代トップ。マーク・マグワイア(1998年)の70本が続き、上位にはサミー・ソーサの名も連ねる。ただ、いずれものちに薬物の使用疑惑が指摘され、米国内にはいまだ否定的な意見も少なくない。

 MLB公式サイトでヤンキース番を務めるブライアン・ホック記者によると、ボンズやマグワイアの記録が正当性に欠けるかと問われたマリスJr.氏は「そう思う。大半の人はそう思っているだろう」と発言。真の“クリーンな本塁打王”の誕生を求めた。

(Full-Count編集部)

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