鷹が壮絶V逸、マジック1からまさか2連敗 ロッテに逆転負け、逆転被弾の泉は号泣

逆転弾を浴び肩を落とすソフトバンク・泉圭輔【写真:荒川祐史】
逆転弾を浴び肩を落とすソフトバンク・泉圭輔【写真:荒川祐史】

楽天に勝ったオリックスに並ばれ、直接対決の結果でV逸が決定

■ロッテ 5ー3 ソフトバンク(2日・ZOZOマリン)

 ソフトバンクが目前に迫っていた2年ぶりのリーグ優勝を逃した。2日に行われた今季最終戦のロッテ戦(ZOZOマリン)にまさかの逆転負け。2位のオリックスが勝ったため76勝64敗2分で並ばれ、直接対決の勝敗(10勝15敗)で最終戦で2位に沈んだ。

 リーグ優勝へと突き進んでいた。初回、三森が先頭打者本塁打を放っていきなり1点を先制した。4回には主砲の柳田が2試合連発の24号ソロ。2点をリードすると、先発の板東はロッテ打線を5回まで3安打無失点に封じていた。

 まさかの展開が待っていたのは6回だった。ベンチは好投していた板東から2番手の泉へスイッチ。これが誤算となった。1死から安田に二塁打を浴びると、続く井上には四球。1死一、二塁とされると、山口に痛恨の逆転3ランを浴びた。外角低めを狙ったボールが抜けて高めへ浮いたところを右翼スタンドへと運ばれた。

 がっくりとうなだれた泉。右腕はこの回を終えてベンチへ戻ると、ベンチでうつむき、顔を上げられなかった。1点ビハインドとなると、打線は東條、小野、オスナとロッテの勝ちパターンの前に反撃できず。2-3で敗れ、マジック1と王手をかけていたリーグ優勝を逃すことになった。

 最後の打者の三森が中飛に打ち取られると、柳田、今宮らは目に涙を浮かべて呆然。最終戦ということもあり、外野スタンドのファンに挨拶に向かったが、敗戦投手となった泉は号泣して歩けず。板東ら投手陣に肩を抱えられていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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