大谷翔平43億円契約、番記者はどう見た? 電撃移籍の可能性と“ホントのお値段”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ジ・アスレチックのサム・ブラム記者「両者にとって非常に賢い動き」

 エンゼルスは1日(日本時間2日)、大谷翔平投手と年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約で合意に達したと発表した。日本人メジャー最高額で、年俸調停権を持つ選手では史上最高額。地元メディアはどのように受け止めたのか。

 年俸調停権を持つ選手がシーズン終了直前に年俸調停を回避して大型契約の合意に至るのは異例だ。それでも、米メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は「両者にとって非常にスマート(賢い)な動き。特にエンゼルスにとって賢い動きだ」と評価した。理由は球団が身売り問題を抱えているからだ。

「ショウヘイのコストがいくらになるか分かった。球団を売る時は選手にいくらかかるか金額を知りたいものだ。その点で、ショウヘイの年俸調停は大きなクエスチョンマークがあったからね」

 それだけではない。エンゼルスと大谷との関係性だ。前例のない二刀流選手の契約。年俸調停となれば、オフに膨大な時間を取られる。

「年俸調停はケンカ腰になることがある。これでそれがなくなる。平穏な気持ちを持てるというのは両者にとっていいことだ。また、もしチームがトレードしたいと思っているなら、よりやりやすくなるだろう。トレードすると思っているわけではないが、もしやるとなると簡単になるだろう。同じ理由だ。選手のコストが分かるからね」

2023年オフにFAに「ショウヘイはもっともらうだろう」

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