打率3割の宮崎は外す? DeNA、“打倒・青柳”のオーダー予想、秘密兵器の存在も

遊撃は森か大和か、“貴重なピース”40歳藤田も1軍復帰

 森敬斗内野手と楠本泰史外野手も左打者で、青柳との最近3度の対戦では全てスタメン出場している。森の場合は、高卒3年目・20歳の期待株で、9月25日にヤクルトの優勝とDeNAの2位が確定した後、6試合中5試合にスタメン遊撃として出場。9月25日の中日戦では、売り物の遊撃守備で2失策を犯した。この日の巨人戦には「8番・遊撃」で出場し、5回先頭で菅野から中前打。三浦監督は「(最近5試合で)良い面も悪い面も両方はっきり出た。今日(ヒットが)1本出て、少し楽になったのではないか」と評した。遊撃手には、守備で抜群の安定感を誇る34歳の大和内野手もいる。CSではどちらが優先されることになるか。

 さらに、DeNAに貴重なピースが加わった。40歳のベテラン・藤田一也内野手である。9月28日に1軍昇格。巨人戦では5回に代打で登場すると、そのまま三塁の守備に就き、7回からは楽天時代に3度ゴールデングラブ賞を獲得した二塁に移った。1軍で守備に就いたのは、4月24日の広島戦(マツダスタジアム)以来。2軍での再調整を経て、三浦監督は「若返って1軍に帰ってきた。守備がいいのは十分わかっているが、1軍では久しぶりだったので、あえて2つのポジションを守ってもらった。それも(CSへ向けた)準備の1つです」と語った。左の代打の切り札で守備も堅実となれば、今季未対戦の青柳に対しても“秘密兵器”になるかもしれない。

 レギュラーシーズンでは、普段とは違う戦い方で青柳攻略にめどをつけた三浦監督だが、就任後初のCSの初戦にどんな形で臨むのか、悩ましいところではある。

【スタメン表】青柳に黒星をつけた8月23日のDeNAのスタメン

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