侍ジャパンに“一塁手不在”も…栗山監督が語った意図「選手が感じて準備してくれる」

会見に臨んだ侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】
会見に臨んだ侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

内野手は6人…二塁&三塁&遊撃が2人ずつ

 野球日本代表「侍ジャパン」は4日、都内で記者会見を開き、来春のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を見据えて来月に行う日本ハム、巨人、オーストラリアとの強化試合「侍ジャパンシリーズ 2022」のメンバー28人を発表した。初選出15人とフレッシュなメンバーが並ぶ中、本職の一塁手は不在。報道陣からその点を問われた栗山英樹監督は、描いているイメージを語った。

 選出された内野手は6人。村上宗隆(ヤクルト)ら三塁が2人。源田壮亮(西武)ら遊撃も2人、山田哲人(ヤクルト)ら二塁も2人となっており、山川穂高(西武)ら所属チームで主に一塁を守っている選手は選ばれなかった。

 報道陣から「一塁本職の選手がいないが?」と問われると、栗山監督は「言わなくても、このメンバーを見た選手たちが、僕が何を考えているかを感じて準備してくれると思う」と強調。「タイトルを獲った選手が含まれていなかったりするが、体調など表に出せないことも含めて、いろいろな事情もある。皆さん(報道陣)以上に、僕の方が選手たちと話をしているつもりです」と語った。

 その上で「全員に、どのポジションもやってもらわないと困るし、送りバントもやってもらうと伝えるつもりです」とも。本大会も限られたメンバーで戦うことになるだけに、それぞれの選手が最低でも2つのポジションを担ってほしいとの意図を述べた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY