大谷翔平、15勝&34本塁打で今季終了 史上初の“W規定到達”のフル回転

アスレチックス戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
アスレチックス戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

メジャー5年目で初の規定投球回に到達も、5回1失点で9敗目

■アスレチックス 3ー2 エンゼルス(日本時間6日・オークランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地で行われたアスレチックスとの今季最終戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場。5回6奪三振1安打1失点で降板し、今季9敗目(15勝)を喫した。打撃では初回に中前打を放ち2試合ぶり安打をマーク。4打数1安打で打率.273となった。チームは3連敗を喫し、最終戦を白星で飾ることができなかった。

 また新たな偉業だ。初回を3者凡退に抑え、メジャー5年目で初の規定投球回(162回)に到達した。すでに規定打席(502打席)に達しており、ワールドシリーズが始まった1903年以降の近代野球では史上初の快挙となった。2回以降もリズムを崩さず、2回2死から3者連続三振。4回は上位打線を3人で仕留めた。

 しかし、5回に崩れた。1死からボートの四球、ピンダーの二塁打でピンチを招き、カペルの中犠飛で先取点を献上した。その後、右手中指を気にする仕草を見せてチームトレーナーもマウンドへ。そのまま続投して5回を投げ切ったが、この回でマウンドを降りた。

 これまでキャリア最多の勝ち星はNPB時代の2015年にマークした15勝だった。これで今季は28試合登板、15勝、防御率2.33、166回、219奪三振に。投手では軒並みキャリアハイの好成績となった。

 打撃では初回1死一塁に中前打を放った。3回2死二塁は一ゴロ、6回1死は空振り三振、8回2死は三ゴロに倒れた。打率.273、160安打、34本塁打、95打点、11盗塁でメジャー5年目のシーズンを終えた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY