大谷翔平、WBCで初の二刀流に意欲「光栄なこと。もちろん」 過去侍では投打同時なし

エンゼルス・大谷翔平(左)と侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:Getty Images、荒川祐史】
エンゼルス・大谷翔平(左)と侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:Getty Images、荒川祐史】

代表入り想定のオフ「自分が万全な状態で出られるかが一番」

 メジャーリーグは5日(日本時間6日)にレギュラーシーズンの全日程を終え、エンゼルスの大谷翔平投手はアスレチックス戦の試合後に今季の総括を行った。すでに出場希望を明らかにしている来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について、求められれば日本代表では初となる投打二刀流でのプレーにも応じる構えを見せた。

 WBCは来年3月9日に開幕の予定で、通常の開幕よりまる1か月早く真剣勝負に臨む必要がある。特に投手としての調整は難しいことが予想される中、大谷は「二刀流のオファーがあればやってみたいか」という質問について「光栄なことなので、もちろん」と即答。栗山英樹監督の求める形でチームに貢献するつもりだ。

 さらに「体調面を含めて、自分が万全な状態で出られるかどうかが、まず一番かなと思うので。ちょっと1回ゆっくりして、体をリセットして、そこからかなと思います」と、日本代表でのプレーを想定したオフを送るつもりでいるようだ。

 大谷は2017年のWBCの際、前年に痛めていた右足首の状態が思わしくなく、代表候補には入っていたものの最終的に辞退している。日本代表でのプレーは打者のみで出場した2016年のメキシコ、オランダとの強化試合が最後。2015年のプレミア12は投手一本で、韓国戦に2度登板している。「WBCはずっと出たいと思っていましたけど、前回は足首とかいろいろあって出られなかったので。なかなかタイミングが合わなかったですし」と、代表入りを楽しみにする気持ちが言葉からあふれた。

 11月に日本代表が豪州を迎えて戦う「侍ジャパンシリーズ2022」では代表入りしていないものの、栗山監督は3月の本番にメジャーリーガーを招集する可能性を問われると「そこはもう本当にできる限り、いろんなことを考えながらいきたいと思います」と答え、招集したいという希望を示している。いわば“相思相愛”の仲。日ハムを退団した2017年以来となる師弟関係のもと、どのようなプレーを見せてくれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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