大谷翔平のWBC外野手出場も容認 エ軍GMが明言「何も不安ない」 全面協力を約束

会見を行ったエンゼルスのペリー・ミナシアンGM【写真:小谷真弥】
会見を行ったエンゼルスのペリー・ミナシアンGM【写真:小谷真弥】

ミナシアンGM「右翼や中堅を守ろうが、抑えをやろうが。不安はない」

 エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは6日(日本時間7日)、本拠地エンゼルスタジアムでシーズン総括する会見を行い、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場を目指す大谷翔平投手の二刀流を容認する方針を改めて明言した。「彼がやりたいことなら何も不安はないよ。二刀流であろうが、右翼や中堅を守ろうが、抑えをやろうが先発をやろうが、その両方をやろうが。彼がやりたいことなら何でもだ。不安はない」と全幅の信頼を寄せた。

 大谷は侍ジャパンでは投打どちらかに絞ってプレーしてきた。二刀流選出となれば、投手での調整も難しくなるが、「彼以上に練習熱心な人はいない。何よりも準備の人なんだ。そういう舞台に出るのは見ていて楽しいものだと思う。WBCのために劇的に変える必要があるとは思わない」と信頼を口にした。

 エンゼルスのスプリングトレーニングは例年2月中旬に始まる。選出されれば、3月上旬に東京ラウンド、決勝ラウンドは米マイアミで行われる。開幕前からハードなスケジュールとなる。ミナシアンGMは「球団はGMを東京へ送るだろうね。私は東京が好きなんだ(笑)」とジョークを飛ばしつつも、「彼のためにできる限りのことをしたい。宿や飛行機の手配など可能な限り楽にできるようにしてあげたい」とサポートを約束した。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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