パCSの「シリーズ男」候補たち 鷹の救援右腕は西武相手に“雪辱”なるか

西武水上は「WHIP」0.91と走者を出さない投球が魅力

〇水上由伸投手(西武)
 昨年5月に支配下登録を勝ち取ると、1軍デビューから17試合連続無失点、29試合で防御率2.33と大いに存在感を発揮。今季も開幕から抜群の投球内容でリリーフ陣の柱の1人となった。3月から7月までの5か月間は全て月間防御率が1点台以下。最終的に60試合に登板して防御率1.77、リーグトップの35ホールドポイントを記録。同僚の平良海馬投手と並んで、自身初タイトルとなる最優秀中継ぎに輝いた。1イニングごとに出した走者を示す「WHIP」は0.91と、ランナーを溜めない点も頼もしい。自身初のポストシーズンでも、打者を手玉に取る投球術を存分に見せてほしいところだ。

〇平沼翔太内野手(西武)
 日本ハムからの移籍後もなかなか結果を残せなかったが、今年9月に外崎修汰内野手の故障によって1軍に再昇格。9月の月間打率.313、OPS.861と奮闘してこのチャンスを活かし、スタメンの座を確保した。平沼と同じく甲子園の優勝投手である高橋光成投手と今井達也投手は、それぞれ投手陣の主力として活躍している。野手としてプロの舞台で勝負する平沼は、若き右腕2人とはまた違った形で主力に定着できるか。

 ポストシーズンでは思いきった継投が行われることも多く、リリーフ陣の活躍がシリーズ全体の成否を分けた例は過去にも多く存在する。また、短期決戦における好調な打者、いわゆる「シリーズ男」の存在が、チームに勢いをもたらした例も枚挙にいとまがない。

 今回紹介した選手たちは、いずれもレギュラーシーズンで活躍した勢いをもってCSに臨む。それだけに、好調なパフォーマンスを見せてチームに勢いをもたらす可能性も十分といえる。クライマックスシリーズ(CS)でも、6人の若き逸材たちのプレーに、とりわけ注目してみてはいかがだろうか。

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