9回2死で4点差…絶望からのミラクル大逆転 パ各球団の劇的サヨナラゲームは?

劇的なサヨナラ打を放った楽天・浅村栄斗【画像:パーソル パ・リーグTV】
劇的なサヨナラ打を放った楽天・浅村栄斗【画像:パーソル パ・リーグTV】

優勝のオリックスは福田“執念”のサヨナラセーフティスクイズ

 今季のパ・リーグはオリックスの2年連続優勝で幕を閉じた。その中で多くの劇的なサヨナラ勝利が生まれた。印象深い試合はいくつもあったが、開幕時から各球団のサヨナラゲームをピックアップしてみたい。まずは4月に起きた楽天の“ミラクル”勝利。4点ビハインドの9回2死からソフトバンクに対して見せた大逆転勝利はファンの心に強く刻まれているようだ。

 4月30日の本拠地での一戦。2-6と4点を追う9回裏。楽天は2死から暴投と西川遥輝外野手の5号3ランで一気に同点に追い付いた。試合は延長戦に突入し、6-6のまま11回裏へ。西川の四球と小深田大翔内野手の安打で、2死一、三塁とサヨナラの好機を迎えた。ここで浅村栄斗内野手に打席が回ると、カウント2-2からの7球目を逆方向へ弾き返し、右越えサヨナラ適時打。勝ちを決めた瞬間、普段クールな浅村が感情を出して、喜びを表現していた。

 チームは後半失速し、4位に終わったが、この頃の勢いはファンを魅了した。その他の5球団を見ても、ソフトバンクは6月18日・楽天戦の周東右京内野手のサヨナラ弾。ロッテは7月21日・西武戦の高部瑛斗外野手のサヨナラ適時打で井口監督の300勝に花を添えた試合。日本ハムは8月9日・西武戦の近藤健介内野手のサヨナラ本塁打。オリックスは9月30日・ロッテ戦の福田周平外野手のサヨナラセーフティーバント。西武は10月1日・ソフトバンク戦の山川穂高内野手の“サヨナラ胴上げ阻止”弾……などなどと思い浮かぶ。2022年シーズンもファンに感動を与えたゲームがいくつもあった。

【動画】クールな浅村も喜び爆発「こんな感動する試合は2013年以来」楽天ファンも興奮した大逆転劇

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