ダルビッシュ、5回まで1失点で勝利投手の権利 大量援護もらい窮地連続も粘投

ワイルドカードでのメッツ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】
ワイルドカードでのメッツ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】

初回からピンチ招くも本塁は踏ませず

■メッツ ー パドレス(ワイルドカード・日本時間8日・ニューヨーク)

 パドレスのダルビッシュ有投手が7日(日本時間8日)、メッツとのワイルドカード(WC)シリーズ第1戦に先発。5回まで4安打3奪三振1失点の好投で、地区シリーズ進出に王手をかける勝利投手の権利を手にした。

 メッツに対して今季は2戦2勝、通算でも8試合で無傷の5勝と好相性。2点の援護をもらった直後の初回1死から死球と単打で一、三塁のピンチを招いたが、主砲アロンソを見逃し三振に。続くボーゲルバックも大飛球ながら右飛で無失点で立ち上がった。2回も足を絡められて2死三塁を招いたが、本塁は踏ませなかった。

 3回はこの日初めて3者凡退に抑えると、徐々にギアを挙げて4回も3人斬り。味方打線に5回まで大量7点の援護をもらった大役のマウンドで、5回にソロを許したものの、粘りの投球を見せている。

 移籍2年目の今季は開幕投手を務め、メジャー自己最多タイの16勝(8敗)を挙げてチームを牽引。9月には日米通算3000奪三振を達成、月間MVPにも輝いていた。ポストシーズンでは、カブス時代の2020年以来2年ぶり8試合目の登板。過去2勝5敗で、ドジャース時代の2017年のワールドシリーズ第3戦から自身3連敗を喫している。

【実際の映像】ダルビッシュが三振奪った直後に場内騒然…バットがベンチ上を“襲撃”

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