西武・辻発彦監督が今季限りで退任 球団発表、6年間でリーグ優勝2度、Aクラス5度

今季限りでの退任を発表した西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
今季限りでの退任を発表した西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

17年にルーキー源田を遊撃固定→球界を代表する名手に

 西武は9日、辻発彦監督が今季限りで退任すると発表した。2017年から6年間指揮を執り、2018年からリーグ連覇。昨季を除き、実に5シーズンでAクラス入りを果たした。

 チームが3年連続Bクラスに低迷する中、2017年に就任。ルーキーだった源田壮亮内野手を遊撃に固定し、二塁の外崎修汰内野手とともに強固なセンターラインを作り上げた。さらに山川穂高や中村剛也、浅村栄斗(現楽天)、秋山翔吾(現広島)らを中心に強打の“山賊打線”を形成し、就任2年目の2018年にリーグ制覇。翌2019年もシーズン終盤に追い上げて連覇を果たした。

 ただ、両年ともクライマックスシリーズでソフトバンクに敗れて日本シリーズ進出はならず。2021年は42年ぶりの最下位に終わったが、今季は離脱者が相次ぐ中でも選手をやりくりしてリーグ3位に滑り込んだ。

 8日からのクライマックスシリーズ(CS)のファーストステージでは、またソフトバンクに連敗して敗退。9日が最後の指揮となった。

(Full-Count編集部)

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