6回は大関、8回は6点差でも藤井を投入 鷹・藤本監督が繰り出した継投の狙い

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】

先発の東浜は5回86球1失点で降板、中盤から継投策に

■ソフトバンク 8ー2 西武(CSファースト・9日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは9日、本拠地PayPayドームでの「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージの西武戦に8-2で勝ち、ファイナルステージ進出を決めた。キャプテンの柳田悠岐外野手が3回に先制のバースデー満塁弾を放つと、投手陣が西武打線に反撃を許さずに快勝。2連勝でオリックスと日本シリーズをかけて戦う。

 3回に柳田の満塁弾、4回には甲斐の適時打でリードを奪った。序盤での先行に成功した藤本博史監督は、試合前の「とりあえず今日はもう全員でいくつもりで、今日で決めたい」との言葉通り、早めの継投で逃げ切りを図った。

 先発の東浜は5回に1死から源田、金子に連続長打を浴びて1点を失った。なおも1死二塁のピンチで、ベンチはリリーフ陣の準備を急がせていた。「5回途中でピッチャーを準備していて、あと1人(走者が)出たら行くよ、というところまできていた」。外崎、平沼のどちらかが出塁すれば、迷いなく交代のカードを切るつもりだった。

 幸いにも東浜が外崎、平沼を抑えて、最少失点で凌ぐことに成功。ここまで4安打1失点の好投で、球数もまだ86球だったが、継投策に打って出た。「だいぶ飛ばして、だいぶ疲れていました」。疲れが見えれば、早い段階でスイッチさせることをプランとして語っていた通りに、6回は左腕の大関を投入した。

6回は森、山川、オグレディと左打者と右打者が交互に並ぶ巡りだった

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY