戦力外直後に「モンブラントースト美味いっす」 わずか6時間でYouTuber転身の訳

戦力外から6時間後にYouTubeチャンネルを開設【写真:小西亮】
戦力外から6時間後にYouTubeチャンネルを開設【写真:小西亮】

自律神経の病気との闘い「同じ症状で悩む人たちが少しでも楽になれば」

 球団事務所に向かう車中や、通告直後に喫茶店で「モンブラントースト」を頬張る様子。戦力外の悲壮感はなく、6分27秒の映像にはむしろ明るい表情が切り取られていた。「当日にこんな動画上げてふざけんなって言われるんだろうなと」。確かに批判的な意見は一部あったが、大半は共感やエールの声だった。

「私も同じ病気と戦ってます」「病気を克服したい気持ち応援してます」

 動画の最後で触れた、自律神経の病気との闘い。最も伝えていきたいことであり、YouTubeチャンネルを開設した最大の理由だった。「僕自身、症状を人に打ち明けたことで楽になったことがありました」。寄り添ってくれる人がいるだけで、少しは救われる。「僕が発信することで、同じ症状で悩む人たちの気持ちが少しでも楽になれば」と願う。

 多くの人に届けていく手段として、YouTubeを選んだ。ただ、滝野という人間を知ってもらわなければ、いくら声を上げても無数の情報やコンテンツの中に埋もれていくだけ。「クビと言われて1か月後とか2か月後にチャンネルを開設しても、影響力は衰えている」。戦力外通告の当日なら、ニュースサイトにも多く「滝野」の文字が出てくる。だから、当日にこだわった。

 開設から約1週間がたち、登録者数は2万人あまり。すでに各方面から仕事の依頼も届いている。「まずは僕のことを知ってもらうこと。これから病気のこととかも話していきたい。ここがスタート。ファンの方々と一緒に大きくなっていきたい」。即座の転身は、強い決意の裏返しでもある。

【実際の投稿】「クビって言われてから食べるモンブラントースト、めちゃくちゃ美味いっす!」 戦力外直後に滝野さんがYouTubeに投稿した動画

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