阪神の日本シリーズ進出は困難? データが示す苦戦の根拠…12日から燕とCSファイナル

阪神・矢野燿大監督(右)【写真:小林靖】
阪神・矢野燿大監督(右)【写真:小林靖】

レギュラーシーズン借金チームが日本Sに進出した例はない

 2022年のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは12日に開幕。セはリーグ2連覇を果たしたヤクルトと同3位の阪神が対戦する。3位からのファイナル進出はセでは6季連続。ただ、レギュラーシーズンで借金を背負ったチームが日本シリーズに進出した例はない。阪神は新たな歴史を打ち立てられるだろうか。

 阪神はCSファーストステージでDeNAを2勝1敗で撃破。3年ぶりにファイナルへコマを進めた。セでは2016年のDeNA以降、6季連続で3位球団が2位球団を破ったことになる(2020年はコロナ禍でセのCSは中止)。その中で日本シリーズに進出したのは2017年のDeNAだけ。阪神とのファーストステージを2勝1敗で勝ち抜くと、ファイナルでも広島を4勝2敗(アドバンテージの1敗を含む)で破った。

 阪神は今季、68勝71敗4分けの借金3でレギュラーシーズンを終えた。借金チームがCSに進出したのは今回の阪神が7度目で、ファイナルに進出したのは5度目となる。ただ、過去4度はいずれもリーグ優勝チームに敗れており、借金チームが日本シリーズに進出した例は1度もない。

 今季の両チームの対戦成績はヤクルトの13勝11敗1分けと拮抗。神宮球場での試合に限ると阪神が7勝5敗で勝ち越している。過去の例から見てもペナントレースを制したヤクルトが圧倒的有利だが、阪神が借金チーム初の日本シリーズ進出という新たな歴史を打ち立てられるか、注目される。

(Full-Count編集部)

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