直球とスライダー“だけ”で109億円　ブレーブスの新人王候補が「前例がない契約」

ブレーブスの新エース候補ストライダーが6年109億で契約延長

　ブレーブスは今季ナ・リーグ新人王レースで最有力候補と目されるスペンサー・ストライダー投手と6年総額7500万ドル（約109億2800万円）で契約を延長する。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が10日（日本時間11日）の記事で伝えたもので、「前例がない契約」と評されている。ほぼ直球とスライダーだけで打者を圧倒する怪腕が、夢の契約をつかんだ。

　ストライダーは今季、先発20試合を含む31試合に登板、11勝5敗の好成績を残した。131回2/3を投げ、防御率2.67。奪三振率38.3％は、今シーズン100回以上投げた投手でトップだ。序盤は制球に苦労することがあったが、シーズンが進むにつれて四球を減らした。

　記事は、ストライダーの新契約について「実績が少ない投手に7500万ドルもの大金が確約されるのは、前例がない」としている。これまで、メジャーで初めてフルシーズンを送った選手が同じく2年目を迎える際の契約の最高額は、マディソン・バムガーナーがジャイアンツと結んだ5年総額3500万ドル（約50億9700万円）だった。「ストライダーの契約は、新たな前例となる」とされている。

（Full-Count編集部）