鷹、ポストシーズンの連勝は18でストップ 3押し出し8四球で1103日ぶりに敗れる

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】

打線も山本由伸の前に沈黙し得点奪えず

■オリックス 5ー0 ソフトバンク(CSファイナル・12日・京セラドーム)

 ソフトバンクは12日、敵地・京セラドームで行われたオリックスとの「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第1戦で惨敗を喫した。先発の石川、2番手の大関が3つの押し出し四球を与えて先行されると、打線はオリックス先発の山本の前に沈黙。2019年10月6日のCSファーストステージ第2戦から続いていたポストシーズンの連勝が18で止まった。

 シーズン中も課題となっていた四球禍が大一番で悲劇を招いた。4回、石川は先頭の中川を四球で歩かせると、吉田正には中前安打を浴びて一、三塁に。1死から西野にも四球を出して満塁とされると、杉本に押し出し四球を与えて先制点を奪われた。

 5回には先頭・若月の左前安打、福田の犠打で走者が得点圏に進むと、石川から大関へとスイッチ。だが、宗に左前安打、吉田正への申告敬遠で満塁とされると、頓宮、西野に連続押し出し四球。さらに3番手の泉が杉本に右前適時打を浴びて、リードを広げられた。

 打線は山本の前に沈黙。1点ビハインドの5回にデスパイネ、中村晃の連打で無死からチャンスを作ったものの、今宮は犠打、柳町、甲斐が連続三振に倒れて無得点。8回にも1死から代打の川瀬とグラシアルの連打でチャンスを作ったが、三森、周東が山本の前に凡退した。

 ファーストステージで西武に2連勝し、ファイナルステージへ駒を進めたが、まさかの四球連発で惨敗。6投手で8個の四球を与え、ポストシーズンでは2019年10月5日のファーストステージ第1戦以来、1103日ぶりの敗戦。アドバンテージと合わせ、これで2敗となった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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