巨人が来季のコーチ陣発表 大久保博元氏が入閣、阿部ヘッド昇格…20人の大幅刷新

巨人・阿部慎之助コーチ【写真:荒川祐史】
巨人・阿部慎之助コーチ【写真:荒川祐史】

“走塁の神”鈴木尚広氏が外野守備走塁2019年以来のコーチ復帰

  巨人は13日、来季のコーチングスタッフを発表した。原辰徳監督が3年契約の2年目の指揮。元木大介ヘッドコーチに代わり、阿部慎之助1軍作戦兼ディフェンスチーフコーチがヘッド兼バッテリーコーチに“昇格”する。元木氏は作戦兼内野守備コーチに就く。西武1軍打撃コーチや楽天監督を務めた大久保博元氏を1軍打撃チーフコーチに招聘。今季リーグワーストのチーム打率.242だった打線の立て直しを図る。新任5人、復帰3人、配置転換12人と、コーチングスタッフ計20人の大幅刷新を実施し、V奪回を目指す。

 大久保氏は水戸商から1984年ドラフト1位で西武に入団し、1992年巨人へ移籍。捕手としてプロ10年間で41本塁打を放つなどパンチ力あふれる打撃と「デーブ」の愛称でファンを沸かせた。1995年に引退後はテレビ解説者、プロゴルフにも挑戦。2008年には西武打撃コーチとして日本一に貢献した。2012年から楽天で1軍打撃コーチ、2015年は楽天で監督を務めた。退任後は東京・新橋に居酒屋「肉蔵でーぶ」を開業。最近ではYouTubeで人気を博し、野球塾などで子どもたちを指導をしていた。

 また、ファーム総監督だった川相昌弘氏は1軍総合コーチに。1軍投手チーフコーチだった桑田真澄氏がファーム総監督、1軍投手チーフコーチには元中日投手コーチだった阿波野秀幸氏が復帰。近鉄、阪神などでコーチを務めた久保康生氏も巡回投手コーチとなる。外野守備走塁コーチに走塁のスペシャリストとして知られる鈴木尚広氏が就任。2019年以来の復帰となる。

 巨人は今季、5年ぶりのBクラスとなり、CS進出を逃した。6日には金杞泰1軍打撃コーチ、村田修一1軍打撃兼内野守備コーチ、横川史学1軍打撃コーチ、實松一成1軍バッテリーコーチ、松本哲也2軍外野守備走塁コーチ、後藤孝志3軍打撃コーチが今季で退任することになった。

【表】20人の大幅刷新…2023年の巨人コーチングスタッフ一覧

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY