甲子園のスターに“明暗”くっきり ドラフトの成果現れる5年後…17年入団組の現在地
2017年夏の甲子園V腕が覚醒、聖地6発の広島・中村奨は足踏み続く
一方、夏の甲子園最多の1大会6本塁打を放った広島の1位・中村奨成は27試合出場で打率.193、0本塁打。足踏みが続いている。他の1位選手では、2度育成を経験した巨人・鍬原拓也が自己最多の49試合に登板。2018年新人王の東克樹が左肘手術を経て12試合に登板した。
2017年夏の甲子園で花咲徳栄の優勝に貢献した中日の4位・清水達也も今季、素質を開花。54登板で32ホールドをマークした。DeNAの8位・楠本泰史も今季飛躍を遂げ、94試合出場、71安打を記録した。巨人の3位・大城卓三は自己最多の92安打、13本塁打。広島の3位右腕・ケムナ誠は43試合に登板した。
育成ドラフト指名選手ではソフトバンクの周東佑京が80試合出場で22盗塁。同僚のリチャードは1軍では23試合出場にとどまったが、2軍では29本塁打をマーク。来季へ期待を抱かせた。昨年盗塁王のロッテ・和田康士朗は69試合に出場した。
5年目は高卒選手にとっては大卒1年目に当たる。清宮や清水のように一定期間を経て才能を開花させた選手も多い。飛躍の年を経て来季以降、どんな成長曲線を描くだろうか。
(Full-Count編集部)