西武の松井稼頭央新監督が就任会見 常勝へのキーマン問われ「一番は僕なんかな」

就任会見を行った西武・松井稼頭央新監督【写真:荒川祐史】
就任会見を行った西武・松井稼頭央新監督【写真:荒川祐史】

濃紺ネクタイで登場「岡田監督が黄色だったので…」

 西武の松井稼頭央新監督の就任会見が18日、都内のホテルで行われた。現役引退後、西武で3年間2軍監督を務め、今季は1軍ヘッドコーチに就任。辻発彦監督を支え、チームを昨季最下位から一時首位に立つまでに押し上げた(最終的には3位)。

「緊張しています。なかなか前に立つことがないので」と第一声を発した松井監督は「まさか、監督と言うお話を頂けるとは正直思っていませんでした。責任は大きいですが、自分らしくやっていきたい。プレッシャーはもちろんあります。自分らしく思い切ってやりたいと思います」と続けた。

 来季のテーマを問われると「辻・前監督が作り上げた伝統のライオンズを継承しつつ、もう一度常勝、育成、二つを追うのは難しいところですが、レギュラーには背中でチームを引っ張ってほしい」と話した。さらにキーマンについて「一番のキーマンは僕なんかなと思いますね。選手全員がキーマンですし、この選手を使いたいと思わせる選手が1人でも出てくれば」と自身の名前をまず挙げた。

 胸元には、チームカラーの濃紺に白い模様が入ったネクタイ。「阪神の岡田監督が黄色だったので、広島の新井監督も赤でしたし。僕もライオンズブルーで。これをしろと言っているのかなと思ったので、してきました」と理由を話した。

 松井新監督は大阪・PL学園高から、1993年ドラフト3位で西武に入団。俊足強打の内野手として活躍した。1998年にパ・リーグMVPに輝いたのをはじめ、盗塁王3度、最多安打2度を獲得。FA権を行使し2004年からMLBに舞台を移した。2011年からはNPBに復帰し楽天、現役最終年の2018年は古巣の西武でプレーした。日米通算2705安打、233本塁打を誇る。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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