戦力外から復活の鷹右腕、オリの育成出身が残した驚異の数値…パの三振記録を回顧

首位打者・松本剛の三振数に注目も、上には上が…

 逆に“打者”に注目した三振記録はどうだろう。初の首位打者を獲得した日本ハムの松本剛外野手は三振が少なく、わずか42三振でフィニッシュしたが、さらに上がいた。オリックスの吉田正尚外野手が41三振と1個差で、規定打席到達者の“最少三振”となった。

 吉田正は驚異の26三振だった昨季ほどではないが、選球眼の良さは今季も健在。リーグ2位の80四球を選び、出塁率.447で2年連続の最高出塁率に輝いた。「パーソル CS パ」ファイナルステージでは全4試合で安打をマークし、2本塁打でシリーズ制覇に貢献。SMBC日本シリーズ2022でもその打棒に注目だ。

 最後に、今季50試合以上に登板した救援陣の“ドクターK”をピックアップ。「K/9」に注目すると、1位はリバン・モイネロ投手(ソフトバンク)の14.87(52.2回、87奪三振)で、2位は松井裕樹投手(楽天)の14.46(51.2回、83奪三振)となった。

 この両投手が群を抜いている印象もあるが、今季ソフトバンクでNPBに復帰し、リリーフ陣の柱として躍動した藤井皓哉投手も、81奪三振で「K/9」は12.94を記録。また、7月に支配下登録されたオリックスの宇田川優希投手は19試合で12.90、防御率0.81と好成績をマークした。若手の躍進もあったパのリリーフたちに、来季も期待したい。

 10月15日、オリックスが2年連続で「パーソル CS パ」を制し、京セラドーム大阪に歓喜の輪が生まれた。昨季と同じサヨナラで決め、日本シリーズの対戦相手も同じくヤクルト。中嶋聡監督は「そうやって言われたら縁起悪いみたいですけど……」としながらも「やり返したいと思いますし、チャンピオンチームにもう一回チャレンジしたい」と決意を新たにした。

 また、エース・山本も「とにかく昨年の悔しさをここで晴らせるように、全力で腕を振りたい」と気合十分。およそ1週間の調整期間を経て「SMBC日本シリーズ2022」は22日から、神宮球場でスタートする。

(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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