大谷翔平の“1年レンタル”は「リスクが大きすぎる」 金満メッツが狙う条件は?

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

デグロム流出ならメッツが獲得に乗り出す?

 エンゼルスの大谷翔平投手は来季の1年契約を年俸3000万ドル(約44億7300万円)で結んだことで、トレード放出の可能性はくすぶり続けている。ニューヨークの放送局「SNY」は、メッツがジェイコブ・デグロム投手との再契約をしなかった場合、大谷のトレード獲得に乗り出す可能性があると指摘。獲得に乗り出す“条件”について考察している。

 メッツが今オフにまず注力するのが、デグロムの引き留め。契約は2023年まであるものの、今季でのオプトアウト(契約破棄)の権利もあり、その去就が注目されている。もし流出となれば「非常に興味深いことになるだろう」と同メディア。その代わりとして大谷やお隣ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手らが候補になってくるという。

 もし、大谷側がエンゼルスとの長期契約を望まないなら「このオフ、または2023年のシーズン中に、彼をトレードするのが最善だと考えるだろう」と指摘。メッツは有力な移籍先とした上で「トレードで獲得するために必要なコマを持っている」とも。多くの有望株が交換要員としていることが強みだとみる。

 ただメッツが大谷獲りに乗り出すのは、トレード後に長期契約を結んでくれるとわかっている場合だけだとも。「そうでなければ、リスクが大きすぎる。1年間のレンタルで終わるかもしれない選手に、最高の期待株数人と、それ以上のものを出してトレードする理由はない。それがたとえ、ローテーションのトップと打線の中心を担える偉大な大谷のためであっても」と強調。各球団の思惑が入り乱れるストーブリーグ。どのような結末を迎えるだろうか。

(Full-Count編集部)

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