逆輸入、国立大、28歳、軟式野球部… 今ドラフト注目、“異色の経歴”選手たち

四国明治軟式野球部・赤尾侑哉、メッツ傘下3A・加藤豪将、東大・阿久津怜生(左から)【写真:会社提供、Getty Images、小林靖】
四国明治軟式野球部・赤尾侑哉、メッツ傘下3A・加藤豪将、東大・阿久津怜生(左から)【写真:会社提供、Getty Images、小林靖】

指名されれば同じ境遇の選手たちの大きな励みになる

 いよいよ2022年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が20日に開催される。今年は9球団が1位指名を公言しているが、見どころは他にもある。米国からの“逆輸入”選手、国立大出身選手、学校初、軟式出身、そして“二刀流”の選手。ドラフト会議は1位だけではない。今年の注目を紹介していきたい。

 米国からの“逆輸入選手”として、即戦力の期待が高いのは右投左打の内野手、加藤豪将だ。日本人の両親のもと米国で生まれ育った加藤は2013年の全米ドラフトでヤンキースから2巡目で指名を受け入団。ルーキーリーグからマイナーをはい上がり、今年4月、28歳の10年目にしてブルージェイズでメジャーデビュー。初安打も記録した。3A降格を経て、メッツへ移籍。その後もマイナーでプレーしていた。

 NPB未経験で海外でプレーした日本選手は、ドラフト指名を経ないとNPBへの入団ができないため、今回指名されるか注目だ。同様にダイヤモンドバックスのマイナーでプレーし、米独立リーグでも戦った吉川峻平投手をNPB球団が獲得するとあれば、ドラフトを経由する必要がある。今年27歳の右腕は社会人の名門・パナソニックでプレー。退社し、米国の野球に挑戦をしていた。

 京大の最速152キロ右腕・水口創太投手にも注目が集まっている。同大学からの指名となれば、2014年にロッテから2位指名を受けた田中英祐投手以来、2人目。昨年は筑波大の佐藤隼輔投手が西武から2位指名を受け、入団。他にも東大・井沢駿介投手、阿久津怜生外野手ら今年は多くの国立大選手がプロ志望届を提出している。また、九州アジアリーグ・火の国サラマンダーズの左腕の芦谷汰貴投手は九州大出身。国立大から直接プロではないが、スカウトの視線を集めている。

軟式野球部出身も候補、四国明治・赤尾侑哉投手に注目

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