異例の9球団“1位公表”、2位は日本ハムから指名 今年のドラフト会議概要

10月20日午後5時より2022年のドラフト会議が行われる
10月20日午後5時より2022年のドラフト会議が行われる

会場は無観客、2位は日本ハムからのウエーバー順となる

 いよいよ2022年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が午後5時から開催される。今年は9球団が1位指名を公言するなど異例の様相を見せている。今回も12球団はオンライン方式で指名、2位の指名順は今季、パ・リーグ最下位だった日本ハムからになる。

 1年に1回のプロ野球界の“祭典”ともいえるドラフト会議だが、今年も新型コロナウイルス感染防止のため、会場は無観客。運命を決める一瞬は残念ながら同じ場所で共有することはできない。会議自体も監督やスカウトが一堂には介さず、個室からオンラインで指名する。抽選になった場合は代表者が用意された抽選会場に移動して、くじを引く。

 指名可能な選手は高校生(154人)、大学生(187人)でプロ志望届を提出した341人の選手。社会人は高卒3年目、大卒2年目以降の選手が対象となる。独立リーグに所属した選手は1年目から指名されることは可能。メジャーやマイナーなど海外のプロ野球組織に所属していた選手を獲得するためにはドラフトにかける必要がある。2020年に通称“田澤ルール”と呼ばれた海外球団退団後のNPB球団には一定の期間(高卒3年、大卒2年)を空けないと復帰できないという規定は撤廃されている。

 1位指名は12球団が一斉に行う入札制度方式。単独で指名できた場合は交渉権を獲得する。指名が重複した場合はくじによる抽選。封筒の中に「交渉権獲得」の印が押されたカードが入っていれば、当たりとなる。外れた球団は再度指名し、重複したらまた抽選。1位が決まるまで繰り返す。

 2位以下はウエーバー順。昨年はヤクルトが日本一になったため、パ・リーグからスタート。今季最下位の日本ハムから、セ6位の中日と下位球団からの指名となる。以降はロッテ、広島、楽天、巨人、西武、阪神、ソフトバンク、DeNA、オリックス、ヤクルトの順となる。3位指名はセ1位のヤクルト、パ1位のオリックスの順番となる。それを繰り返す。

 指名人数は全球団が選択終了するか、合計120人に達したところで終了となる。終了後120人になっていない場合は希望球団によって育成選手の指名となる。

(Full-Count編集部)

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