若くMLB挑戦できれば「殿堂入りもあった」 元DeNA助っ人に寄せられる「全幅の信頼」

ヤンキース戦に出場したアストロズのユリ・グリエル【写真:Getty Images】
ヤンキース戦に出場したアストロズのユリ・グリエル【写真:Getty Images】

メジャー挑戦から7年でポストシーズン通算79安打、歴代単独17位に浮上

■アストロズ 3ー2 ヤンキース(リーグ優勝決定シリーズ・日本時間21日・ヒューストン)

 大舞台での驚異的な勝負強さを見せるアストロズのユリ・グリエル内野手が、今年のポストシーズンでも大暴れしている。20日(日本時間21日)はマルチ安打で、ポストシーズン通算79安打とし、メジャー7年目ながら歴代単独17位に浮上。同僚のアレックス・ブレグマン内野手も「もっと若いころからここ(MLB)にいれば、殿堂入りの議論もあっただろう」と大絶賛している。

 グリエルは19日(同20日)に本拠地で行われたヤンキースとのア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦の6回、勝ち越しソロを放って勝利の立役者となった。20日(同21日)の第2戦でも勢いは止まらず、マルチ安打でポストシーズン通算79安打とした。MLB公式のキューバ専門ツイッターは、レジー・ジャクソンを上回り、ポストシーズン安打ランキング単独17位に浮上ことを伝えた。

 今季のポストシーズンはここまで全5試合に出場して22打数9安打と圧倒的。MLB公式サイトでは、同僚のブレグマンのコメントを紹介している。グリエルはDeNAを経て、2016年に32歳にしてようやくメジャー挑戦。「彼がもっと若いころからここにいれば、殿堂入りの議論もあっただろう。彼は信じられないキャリアを持っている」とそのすごさを力説している。

 さらには「彼の周りにいて、学べることはとても素晴らしいことだ。彼こそが正真正銘の野球選手だ。彼はポストシーズンで何度も、我々にとって、大きな活躍をしてきた。我々は彼に全幅の信頼を寄せている。彼も自分自身に大きな自信を持っているだろう。我々にとって、(グリエルの)この5試合の活躍は素晴らしかった。彼はエリートな打者だ」と、称賛の言葉が止まらない。

 一方で、アストロズとの契約最終年の今季は146試合に出場して、打率.242、8本塁打、OPS.647と物足りない成績に終わった。チームメートから絶大な信頼を寄せられる38歳の一塁手が、来季どの球団でプレーするのかにも注目が集まる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY