日本S史上初、3冠王と投手4冠が対戦 村上vs山本は四球…ヤクルト2点先制を呼び込む

投手4冠のオリックス・山本由伸(左)、3冠王のヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】
投手4冠のオリックス・山本由伸(左)、3冠王のヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】

同一シーズンで3冠王と投手4冠が達成されるのは、日本シリーズ創設後は初

「SMBC日本シリーズ2022」でプロ野球史上初となる豪華な対戦が実現した。22日に神宮球場で行われた第1戦の初回、ヤクルト4番の村上宗隆内野手とオリックス先発の山本由伸投手が対戦し、第1打席は四球だった。3冠王と投手4冠の対戦は、日本シリーズ史上初となった。

 2死二塁で迎えた初回の第1打席は、山本がボールゾーンに投球を集めた。一塁が空いていたため、村上は一度もバットを振らずに4球で四球となった。ヤクルトは続くオスナが適時二塁打を放ち、幸先よく2点を先制した。

 村上は打率.318、56本塁打、134打点の成績で、史上最年少での3冠王。山本は15勝5敗、防御率1.68、205奪三振、勝率.750で2年連続となる投手4冠に輝いた。同一シーズンで3冠王と投手4冠が達成されるのは、1938年秋の中島治康とスタルヒン(ともに巨人)以来2度目で、1950年に日本シリーズが創設されてからは初となった。

 過去の3冠王で日本シリーズに出場したのは4選手。1973年の王貞治(巨人)、1985年のランディ・バース(阪神)は、日本シリーズでも打ちまくり、チームを日本一に導いた。投手4冠も昨年の山本を合わせて出場したのは4選手。山本は昨年の日本シリーズで2試合に先発したが0勝に終わり、リベンジを誓う。

(Full-Count編集部)

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