日米で投げた下手投げ…牧田和久が引退発表「12年間という長いようで短い間でした」

西武や楽天など4球団で活躍した牧田和久【写真:小谷真弥】
西武や楽天など4球団で活躍した牧田和久【写真:小谷真弥】

今後は未定も「色んな形で野球界に返していけたら」

 西武、楽天の2球団でプレーしたアンダースローの牧田和久投手が25日、自身のインスタグラムを通じて現役引退を発表した。昨オフに楽天を戦力外となり、今季は台湾プロ野球の中信兄弟入りしたものの1軍登板はわずか6試合。9月に放出されていた。

 牧田は、プロで所属した4球団での投球写真とともにメッセージを投稿。「12年間という長いようで短い間でしたが、ファンの皆様の存在は本当に大きく、支えとなりました。良い時も悪い時も応援して下さったファンの皆様、本当にありがとうございました。心から感謝しています」とつづっている。

 さらに、支えてくれた周囲への感謝を述べている。。西武時代に先発、抑えと貴重な経験を積んだこと、2017年オフにポスティングシステムを利用してのメジャーリーグ挑戦を認めてもらったこと、パドレスでは野茂英雄、斎藤隆、大塚晶文の各氏のアドバイスに触れ、帰国してから入団した楽天時代については「チームに貢献できずに戦力外となり、申し訳ない気持ちでいっぱいです」としている。

 さらに今後は「未定」としながらも「指導者や野球に携わった仕事など、色んな形で野球界に返していけたらと思っています」と球界への恩返しを望んでいる。

 牧田はNPBで通算345試合に登板、55勝51敗27セーブ、78ホールド、防御率2.81の成績を残した。2018年にはパドレスで27試合に登板し0勝1敗2ホールド、防御率5.40。

【実際の写真】牧田はインスタグラムに長文のメッセージを投稿し、現役引退を報告

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