鷹の“顔”が退団、3年前の3冠右腕や中日の元主砲が戦力外に 2005年ドラフト組の今

巨人から戦力外となった山口俊(左)とソフトバンクを退団した松田宣浩【写真:荒川祐史、藤浦一都】
巨人から戦力外となった山口俊(左)とソフトバンクを退団した松田宣浩【写真:荒川祐史、藤浦一都】

山口俊は昨季途中にメジャー傘下から巨人に復帰…今季は1登板のみ

 巨人は25日、山口俊投手と八百板卓丸外野手に来季の契約を結ばないことを通告したと発表した。35歳の山口は2005年高校生ドラフト1巡目で柳ヶ浦高から横浜(DeNA)に入団。巨人、メジャー、巨人と渡り歩いた。ここでは“2005年ドラフト組”の現在地を検証する。

 山口は横浜・DeNAで39勝、111セーブをマーク。2016年オフにFA宣言して巨人入り。2019年には最多勝利、最高勝率、最多奪三振のタイトルを手にし、オフには球団史上初となるポスティングシステムでブルージェイズに移籍した。2020年は救援で17登板も2021年2月にDFAとなり、ジャイアンツに移籍したが、メジャー昇格を果たせずに6月に退団。巨人に復帰も昨季は2勝、今季は1登板だった。

 大阪桐蔭高から中日に1巡目指名された平田良介外野手も今オフに戦力外となった。6年目の2011年から6年連続2桁本塁打を放つなど外野の一角を担ってきたが、昨年に「異型狭心症」と診断されたことを明かし、今季は51試合出場にとどまっていた。

 福岡第一高から日本ハムに1巡目指名された陽岱鋼外野手は2013年に盗塁王、ゴールデングラブ賞に4度輝くなど活躍。2016年オフに巨人へFA移籍したが出番が激減し、昨年オフに自由契約に。今季は米独立リーグのレイクカントリー・ドックハウンズでプレー。先日、豪州ウインターリーグのブリスベン・バンディッツへの加入が発表された。

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