エ軍戦力外、325発男の去就どうなる? 米メディアは引退も推察「251億円も稼いできた」

7月にマリナーズを自由契約となったジャスティン・アップトン【写真:Getty Images】
7月にマリナーズを自由契約となったジャスティン・アップトン【写真:Getty Images】

今季10発の42歳クルーズは「著しい減俸につながるだろう」

 今季開幕直前にエンゼルスから放出されたジャスティン・アップトン。5月下旬にマリナーズと契約したが、7月下旬に自由契約となった。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は現役引退の可能性について言及している。また、今季10本塁打に終わったナショナルズの42歳、ネルソン・クルーズについても「間違いなく著しい減俸につながる」と指摘した。

 タイガースから2017年途中にエンゼルスへトレード加入したアップトンは同年オフに5年総額1億600万ドル(約154億円)で契約し、最終年の今季開幕前にDFAに。5月にマリナーズと契約したが、17試合で打率.125に終わり、7月にマイナー降格を告げられるもFAの道を選択した。メジャー通算1845試合、1754安打、325本塁打をマークしている35歳について「もう一度プレーしたいと思うなら、スプリングトレーニングに招待選手で参加することもあり得るだろうが、キャリア通算で1億7300万ドル(約251億円)を超える額を稼いできたため、現役を続けねばという経済難は少しも感じないだろう」と記事は述べている。

 記事はさらに今季124試合で打率.234、105安打、10本塁打に終わったクルーズに言及。選球眼に変化はあまりなかったが「2015年以降では最も低い平均打球速度だった」と指摘する、打球の半分以上がゴロになり「スラッガーにとっては憂慮すべき兆候だ」と解説。近く目の手術を受けるともされており「考えられるパフォーマンス低下の原因だ」とも述べている。

 クルーズは2009年に33本塁打をマークして以降、シーズンが短縮された2020年を除いて昨年まで20本塁打以上を継続。メジャー通算2006試合で2018安打459本塁打を誇る。今季年俸は1500万ドル(約21億7900万円)で、来季は選手と球団両方がオプションを有する。記事は「今年は憂慮すべきシーズンだったし、この冬は間違いなく著しい減俸につながるだろう。しかしながら、メジャーでプレーする機会を掴む可能性は今でも高いように思える」と予測している。

(Full-Count編集部)

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