フィリーズが“2.2%の奇跡”起こして先勝 ワールドシリーズで5点差逆転は史上6度目

決勝弾を放ったJT・リアルミュートと祝福するブライス・ハーパー(左から)【写真:ロイター】
決勝弾を放ったJT・リアルミュートと祝福するブライス・ハーパー(左から)【写真:ロイター】

過去にワールドシリーズで5点差以上つけられたチームは5勝220敗だった

■フィリーズ 6ー5 アストロズ(ワールドシリーズ・日本時間29日・ヒューストン)

 MLBのワールドシリーズは28日(日本時間29日)、アストロズの本拠地ミニッツメイドパークで開幕し、延長にもつれ込む激闘の末にフィリーズが先勝した。ワイルドカードから勝ち上がってきたフィリーズは一時5点のビハインドを追いつき、延長10回にリアルミュートが勝ち越し弾で勝利を納めた。

 序盤に5点を先行されたフィリーズだったが、4回にカステヤノス、ボームの連続適時打で3点を返すと、5回にはエンゼルスからシーズン途中に加入したマーシュの二塁打からチャンスを作り、リアルミュートが2点適時二塁打を放って同点に。延長10回にリアルミュートが右翼スタンドに飛び込むソロ本塁打で勝ち越して勝利した。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者のツイッターによれば、ワールドシリーズで5点以上リードしたチームは過去220勝5敗。フィリーズは確率2.2%の奇跡の逆転勝利を飾ったことになる。なお、前回このケースで敗れたのは、2002年の第6戦でエンゼルスに逆転負けを喫したジャイアンツ以来で、20年ぶり6度目に。当時のジャイアンツは、現在アストロズのダスティ・ベイカー監督が指揮を執っていた。

(Full-Count編集部)

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