絶対的エースが5失点KO… CY賞最有力バーランダー、敗戦に落胆「言い訳はしない」

ワールドシリーズのフィリーズ戦で5回5失点だったアストロズのジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】
ワールドシリーズのフィリーズ戦で5回5失点だったアストロズのジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】

「自分がもっといいピッチングをしなければいけない」

■フィリーズ 6ー5 アストロズ(ワールドシリーズ・日本時間29日・ヒューストン)

 MLBのワールドシリーズは28日(日本時間29日)、アストロズの本拠地ミニッツメイドパークで開幕し、フィリーズが延長10回の末に先勝した。敗れたアストロズは先発のバーランダーが5回6安打5失点と誤算。ワールドシリーズ8度目の先発でまたしても白星を逃した右腕は「当然残念だ。自分がもっといいピッチングをしなければいけない。言い訳はしない」と肩を落とした。

 タッカーの2打席連続本塁打などで3回までに5点の援護をもらったバーランダー。3回までは1人の走者も出さないパーフェクト投球を展開していたが、4回に突如、崩れた。ホスキンスにこの日最初の安打を浴びると、ハーパー、カステヤノス、ボームの3連打で3点を失い、2点差に迫られた。

 さらに5回にはマーシュに二塁打を浴び、シュワーバーに四球を与えると、リアルミュートに左翼へ2点適時二塁打を浴びて同点に追いつかれた。今季18勝、防御率1.75をマークしたアストロズのエースは5回6安打5失点で無念のKOとなった。

 試合後、会見を行ったバーランダーは「もっと球を思い通りのところに投げなければならない。いまひとつ思い通りのところに決まらなかった。フィリーズは打線がいいし、当たっている。それは試合に入る前から分かっていた。そういう打線の熱を冷ますには、思い通りのところに投げられなくてはだめだ」と語っていた。

 本拠地で迎えた第1戦を落とし、バーランダー自身もワールドシリーズ8度目の先発でまたしても初勝利を逃すことに。「残念だ。5点のリードをもらって、守り切れなかった。99%のときはあれだけのリードは保てるが今日はそれができなかった。相手ダグアウトの選手たちを称える」とフィリーズ打線を称えていた。

(Full-Count編集部)

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