アストロズ捕手が違法バット使用? 複雑なルールに抵触「従わないといけない」

アストロズのマーティン・マルドナード【写真:Getty Images】
アストロズのマーティン・マルドナード【写真:Getty Images】

複数の破片に折れやすく、2008年に禁止となっていたバットを使用

 アストロズのマーティン・マルドナード捕手は、28日(日本時間29日)に行われたフィリーズとのワールドシリーズ第1戦で規約違反のバットを使用したとして、MLB機構から指摘を受けた。そのため29日(同30日)の第2戦ではバットを変更したと米メディアが伝えている。

 MLB公式サイトによると、使用していたのは今季限りで引退したカージナルスのアルバート・プホルス内野手のバットで、過去に譲り受けたものだった。しかしこのバットは折れて複数の破片に分かれやすく、2008年のシーズン後、MLB機構と選手会で合意の上で禁止となっていた。

 その合意の中で、「2010年以前にデビューした選手は、引き続き使用できる」とされており、プホルスが使うなら問題ないが、2011年の9月3日(同4日)にデビューしたマルドナードは、規約上使用が許されていなかった。

 2人はエンゼルスでチームメートだった期間があり、親しい関係。第1戦では、レジェンドの引退に敬意を示そうという意図でバットを使用したようだ。同サイトによるとマルドナードは「機構が今日電話してきて、2010年までにメジャーに上がっていないといけないというルールがあると言ってきた。私は2011年に(メジャーに)上がってきた。ルールはルールで、私は従わないといけない。だから今日は使わなかった」とコメントしている。

(Full-Count編集部)

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