巨人、秋季キャンプメンバー28人発表　坂本勇人が11年ぶり、ウォーカーも異例のメンバー入り

育成ルーキーの京本眞投手ら育成7選手も参加

　巨人は31日、11月2日から宮崎県総合運動公園で行われる秋季キャンプのメンバーを発表した。全28選手で、主将の坂本勇人内野手が2011年以来11年ぶり、アダム・ウォーカー外野手が帰国せずに外国人として参加するという異例のラインナップとなった。また育成選手は京本眞投手ら7選手が選ばれた。

　坂本は今季、怪我に泣き、3度の離脱をするなど83試合の出場に留まった。主力はこの期間、体を休める時間に充てることが多いが、現在行われている秋季練習にも参加。体作りの時間とし来季への巻き返しに挑む。坂本の秋季キャンプ参加はチームも自身も不本意だった2011年以来。翌2012年は打率.311を残し、日本一に貢献するなど、成績を残した。またウォーカーは1年目で23本塁打を放つなど、Bクラスに低迷したチームの明るい話題となった。守備力アップをすれば、来季も期待できるため、特守の秋となりそうだ。

　投手は赤星優志、直江大輔ら12人。捕手は岸田行倫ら3人、内野手は坂本のほかにも中山礼都や秋広優人ら9人。外野手はウォーカーら4人となった。また育成では明豊高（大分）で甲子園に出場した京本眞投手ら7選手が選ばれた。

　京本は今季イースタンリーグでデビューし、初勝利をマーク。189センチの長身右腕で力強いボールが売りの投手だ。巨人は今季、コーチ陣を20人刷新するなど、V奪回へ動き出している。11月2日から20日まで行われる秋季キャンプを実りのあるものにしたい。