黄金期のエースが鷹投手陣を再建へ 広島新監督の弟は2軍打撃コーチ 31日の組閣

ソフトバンクのコーチに就任した斉藤和巳氏(左)と広島の菊地原毅コーチ【写真:荒川祐史】
ソフトバンクのコーチに就任した斉藤和巳氏(左)と広島の菊地原毅コーチ【写真:荒川祐史】

広島とソフトバンクが、来季のコーチングスタッフを発表した

 広島とソフトバンクは31日、来季のコーチングスタッフを発表した。広島は新井貴浩新監督のもと、ヘッドコーチに藤井彰人氏、バッテリーコーチに石原慶幸氏が就任した。ソフトバンクは、球団OBの斉藤和巳氏が1軍投手コーチに就任し、10年ぶりの現場復帰となる。

 広島は、赤松真人外野守備・走塁コーチ、菊地原毅投手コーチが1軍担当。2軍監督は引き続き高信二氏が務める。東出輝裕内野守備・走塁コーチは2軍に配置転換となった。2005年以来の古巣復帰となる福地寿樹氏は、2軍打撃兼走塁コーチ。新井監督の実弟である新井良太氏は、2軍打撃コーチを担う。

 闘志溢れる投球スタイルから「魂のエース」と呼ばれた斉藤氏は、2003年には20勝3敗、防御率2.83をマーク。投手3冠、沢村賞に輝いた。2006年には18勝5敗、防御率1.75で2度目の最多勝など投手4冠に輝き、2度目の沢村賞にも選ばれた。2007年に右肩の故障を負うと、そのまま復帰は叶わず、2013年に現役を引退した。今季、投手陣は12球団ワーストとなる474四球を与えており、斉藤氏に建て直しを託す。

 また、今季で引退した明石健志内野手が2軍打撃コーチ、高田知季内野手がリハビリ担当コーチに就任。今季は九州アジアリーグの北九州でコーチを務めていた寺原隼人氏が3軍投手コーチ、スコアラーだった金子圭輔氏が3軍内野守備走塁コーチ、高波文一3軍内野守備走塁コーチが4軍へ、今季ロッテのコーチだった清水将海氏が4軍バッテリーコーチに就く。

(Full-Count編集部)

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