話題集めた新指揮官、ロッテ右腕やオリのエースが快挙を達成… 今季のパを回顧

日本ハム・新庄剛志監督【写真:町田利衣】
日本ハム・新庄剛志監督【写真:町田利衣】

佐々木朗希は4.10オリ戦で完全試合、山本由伸は6.18西武戦でノーノー達成

 今季スタートした「Monday パ」では、1軍公式戦が行われないことの多い月曜日にパ・リーグの旬な情報を配信してきた。今回は今季をプレーバックし、「史上稀に見る混戦」とも言われた2022シーズンを振り返る。最も注目されたのは日本ハム・新庄剛志監督だろう。開幕カードは同じく新指揮官の藤本博史監督率いるソフトバンクだったが、3連敗。藤本監督は“新人監督”としては新記録となる開幕7連勝を記録するなど明暗が分かれた。

 そして、今季のパ・リーグを振り返るうえで欠かせないのはロッテ・佐々木朗希投手の話題だろう。4月10日のオリックス戦で「13者連続奪三振」&「完全試合」を達成した。奪三振に関する指標は佐々木朗がどれをとっても圧巻の数字だった。

 ゴールデンウイークに差し掛かったころ、楽天は球団新記録の11連勝を記録するなど首位を独走した。最大「18」の貯金をつくるなど、春先は向かうところ敵なしの状態だった。5月下旬から実施された「日本生命セ・パ交流戦 2022」では西武・栗山巧選手が代打サヨナラ弾を放つなど、熱いシーンが盛りだくさん。5月29日には7年ぶりにパが6試合全勝するなど、強さも見せつけた

 春先は佐々木朗に完全試合を達成されるなど、Bクラスに低迷したオリックス。逆転優勝まで上り詰めるきっかけとも言えるのは、エース山本由伸投手のノーヒットノーランだろう。6月18日の西武戦で、9回1四球9奪三振点で自身初の快挙を達成した。オリックスと最終戦までもつれる熾烈な優勝争いを繰り広げたソフトバンクの主砲・柳田悠岐外野手は序盤こそ成績が伸び悩んだものの、7月に月間打率は.342をマーク。ここから調子を上げ、ポストシーズンでも勝負強さを発揮した。

2年目の宇田川は8月3日に初登板…驚異の奪三振率12.90をマーク

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY