西武19歳は美技、ロッテ捕手は6HR フェニックスLで躍動した来季の“ブレーク候補”

リーグトップタイの6本塁打を記録したロッテ・佐藤都志也【画像:パーソル パ・リーグTV】
リーグトップタイの6本塁打を記録したロッテ・佐藤都志也【画像:パーソル パ・リーグTV】

西武の滝澤夏央やロッテの藤原恭大らが宮崎の地で存在感

 秋季教育リーグ「第19回みやざきフェニックス・リーグ」は、10月31日に全日程が終了した。「パーソル パ・リーグTV」では、期間中16試合をライブ配信。来季ブレークをうかがう若手たちが躍動した。

 10月11日に日本独立リーグ野球機構選抜との試合に臨んだ西武では、19歳の遊撃・滝澤夏央内野手が軽快なプレーを見せた。3―2で迎えた5回、相手打者がはじき返した打球はセンター前へ抜けるかと思われたが、滝澤が追い付きすぐさま一塁へ送球。バットでも6回1死二、三塁から2点適時打をマークし、攻守にわたって存在感を示した。

 ロッテは同月20日、四国アイランドリーグplus選抜との試合で、1イニング3本塁打を記録した。3回先頭の山本大斗外野手が左翼席へ放り込むと、続く藤原恭大外野手は右翼席へたたき込む2者連続弾。さらに1死から、佐藤都志也捕手が低めの球をうまくすくい、右翼席へと運んだ。佐藤都は全日程を通して、リーグトップタイの6本塁打を放つ活躍。自慢の打力を存分にアピールした。

 翌21日は、今季ウエスタン・リーグで29本塁打をマークし、リーグ新記録を樹立したリチャード内野手がその打棒を発揮。2回先頭で、相手投手の2球目を逆方向への一発。来季は1軍の舞台でも大暴れする姿が見られるか。

 みやざきフェニックス・リーグ最終日となった31日は、中日-日本ハムの試合が行われた。2回に古川裕大捕手、細川凌平内野手の適時打で3点を先制した日本ハムは、8回にも野村佑希内野手の適時三塁打で1点を追加。一方の投手陣は、先発・畔柳亨丞投手から細かい継投でつないでいく。9回は、トレードで加入したばかりの齋藤友貴哉投手が無失点で締め、完封リレーを飾った。

 22日間にわたり、宮崎の地で研鑽を積んだ選手たち。来季以降のさらなる飛躍に期待を寄せたい。

(「パ・リーグインサイト」高橋優奈)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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