森友哉が“本当に必要な球団”は巨人じゃない? パで切実…「打てない捕手」への悩み

総合指標「WAR」で捕手ワーストはロッテ

 球団別では、プラス指標はオリックスのみで0.3。残り11球団の捕手は軒並みマイナスに。ワーストはロッテで-25.9。さらに日本ハムが-21.8、阪神が-21.7、ソフトバンクが-16.6、DeNAが-14.5となっている。

 打撃や守備、走塁、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す総合指標「WAR(wins above replacement)」でみても、やはり捕手が弱点の球団は多い。リーグ平均目安となる2.0を下回ったのは、セ・リーグでは3球団。広島とDeNAが0.7とふるわず、阪神が1.1だった。パ・リーグでは4球団で、ロッテの0.3がワースト。日本ハムが0.6、ソフトバンクが0.8、楽天が1.5だった。

 もはや“守れればいい”だけでは通用しなくなりつつある捕手。弱点の球団にとって、森はこの上ない人材。残留か、移籍か――。今オフFAの目玉の決断に注目が集まる。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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