戦力外通告期間が終了 最下位の中日が最多の17人、大物や実力者も容赦なく岐路

戦力外通告を受けた巨人・山口俊、オリックス・増井浩俊、中日・平田良介(左から)【写真:荒川祐史】
戦力外通告を受けた巨人・山口俊、オリックス・増井浩俊、中日・平田良介(左から)【写真:荒川祐史】

戦力外通告期間が終了、最少は阪神の4人

 プロ野球の戦力外通告期間が、1日に終了した。10月3~7日の第1次、クライマックスシリーズ終了翌日の16日からの第2次をへて、今季も12球団で100人を優に超える選手が岐路に。中には、近年まで主力だった選手や“大物”の名前も並んだ。

 セ・リーグ最下位に沈んだ中日は、第2次でも今季自己最多タイの58試合に出場した三ツ俣大樹内野手や、桂依央利捕手ら7人に通告。育成を含めると計17人が戦力外となった。巨人は自由契約となった選手を除いて13人。ヤクルトは2016年ドラフト1位の寺島成輝投手、東大出身の宮台康平投手ら8人。阪神は10月18日に日本ハムと2対2のトレードを敢行するなど、戦力外は最少の4人だった。

 パ・リーグでは、26年ぶりとなる日本一を達成したオリックスが、澤田圭祐投手、増井浩俊投手ら計14人に戦力外を通告。楽天も第2次期間で釜田佳直投手や岩見政暉外野手ら大量10人に通告し、全体では14人となった。最下位となった日本ハムは、大阪桐蔭“最強世代”のひとり柿木蓮投手や、上野響平内野手ら計10人となった。

 実績のある選手では、DeNAでリリーフとして活躍した三上朋也投手や、2019年セ・リーグ最多勝の巨人・山口俊投手、オリックス・増井浩俊投手、広島・安部友裕内野手、中日・平田良介外野手らがいる。ドラフト1位で入団した選手では、寺島、山口の他に、巨人の桜井俊貴投手、西武の齊藤大将投手、オリックスの椋木蓮投手、楽天の福井優也投手が戦力外となった。

 1日からはFA宣言期間が始まり、各球団の戦力整理が着々と進行している。8日には楽天生命パーク宮城で「プロ野球12球団合同トライアウト」が行われ、再起を狙う選手たちが最後のアピールを行う。

(Full-Count編集部)

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