DeNA入江大生は2.8倍超の4500万円で更改 村上宗隆に56号も「孫ができた時に言える」

契約更改を行ったDeNA・入江大生【写真:代表撮影】
契約更改を行ったDeNA・入江大生【写真:代表撮影】

豪州リーグに参加予定「新しいものをつかむきっかけに」

 DeNAの入江大生投手が2日、横浜スタジアムで契約更改交渉に臨み、2900万円増の来季年俸4500万円でサインした(金額は推定)。プロ2年目の今季は中継ぎで57試合に登板し、5勝1敗10ホールド0セーブ、防御率3.00の好成績を残した。1年目の昨季は先発で4試合0勝4敗、防御率7.85だったが、リリーフ転向が功を奏した。

 2.8倍を超える大幅昇給に「これだけ評価していただいて、うれしい気持ちが強い。来季の結果に結びつけたい。先発・中継ぎ・抑えこだわらずに投げたい」と語った。

 10月3日に敵地・神宮球場で行われたヤクルト戦では、村上宗隆内野手にシーズン日本選手最多本塁打記録を更新する56号を打たれた。7回から登板し、先頭の村上に真っ向勝負の内角高めの151キロ速球をとらえられた。「悔しいですが、孫ができた時に、これ打たれているのがおじいちゃんだぞと言えるので、今はよかったと思っています」と前向きにとらえている。

 さらに今月から12月末まで、オーストラリアのウインターリーグに派遣され腕を磨くことになっている。「オーストラリアに行くこと自体初めて。人間的にも成長してきたい。疲れもあるが、昨年のオフと同じ取り組みをしていても、来季活躍できないと思った。新しいものをつかめるきっかけになればいい。来季開幕へ向けて、ギリギリまで実戦感覚を持っておきたいとも考えました」と意欲をたぎらせていた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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